参議院法制局

瀬戸内海環境保全特別措置法の一部を改正する法律
(平成27年10月2日法律第78号)

[ 背景 ]

 瀬戸内海においては、これまでの取組の結果、水質は総じて改善されたが、依然として、赤潮や貧酸素水塊等の発生、漁業生産量の低迷、藻場や干潟の減少などの課題が残っており、湾、灘ごと、季節ごとのきめ細やかな水質管理の必要性も指摘されているほか、近年、漂流ごみや海底ごみの増加によって様々な悪影響が生じていること。

[ 内容 ]

 瀬戸内海の環境の保全に関する基本理念を定め、基本計画について記載事項の拡充及び定期的な見直しの明確化を図り、並びに府県計画の策定時における協議会の意見聴取等並びに基本計画及び府県計画の達成に必要な措置に係る地方公共団体への援助について定めるとともに、漂流ごみ等の除去等の具体的施策について定めるほか、栄養塩類の管理の在り方に関する検討等について定めること等により、瀬戸内海の環境の保全上有効な施策を一層推進しようとするもの。

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